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しかしまあ、美味そう…と思ったのも事実なんですがね・・ [映画]

ここのところ雪が降ったり、出張したり、飲み会が入ったりで走行ペースが安定しません。下戸で酒はまったく飲まないので、構わず自転車で宴会に行き、そのまま自転車で帰ったりしましたが、いつものコースが雪が残っていてガリガリだったりして危険でした。

コレではまずいと今朝は休みにも関わらず6時に起きてローラー台回し。PCで自転車動画を見ながら50分程回しましたが、つまらなさと言ったら平地の周回路どころじゃ有りませんでした。

今夜はまた雪が降るようです・・・

 


昼からは、長男が「おさかなの映画見たい」というので「オーシャンズ」を見に行きました。


大変綺麗な映画で、このような映画を情熱をかけて撮ってくれた製作者の姿勢に頭が下がります。そして、同時に思ったのが、「こういう映像って昔は良く見てたよな」という事でした。

私が子供の頃は海洋をテーマとしたドキュメンタリーがいつもテレビで放送されていて「ホンソメワケベラ」「チンアナゴ」「アオブダイ」等の魚はもうおなじみでしたが、最近のテレビではそんな魚の名前を目にすることもなくなりました。「マチャアキ海を行く」「クストーの海底世界」「いきものバンザイ」「野生の王国」等々、良質な番組をテレビで見かけなくなってかれこれ25年位になるでしょうか。

あの頃感じた感動を蘇らせてくれたという事で大変結構なのですが、25年前と違うのは、環境問題が無視出来ないものとなっているところ。特に人間と海洋の関わりについては柔らかい語り口でしたが厳しい見方が示されていました。

しかし、その認識に少々引っかかるものを感じたのも事実でして、野生動物同士が捕食し合う事については特に価値判断を下したりしないのに、なぜ人間だけが食べるために殺す事を否定するのか?という点に大変な違和感を覚えました。その理由を突き詰めると次の3点が挙げられます。
「海洋及び海洋生物を必要以上に神聖化していないか」
「人間を自然の一部ではなく、自然と対極にあるものとして認識していないか」
「その裏に人間は神の模造品であり、他の生物とは別格という意識が流れていないか」
環境保護を訴えていると、結局は人間が居ないのが環境に一番良いという変な結論に至ってしまいそうな危うさがあります。それでは意味が無いでしょう。人間も自然の一部です。

色々と考えさせられる映画でした。


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りき

昨日、「オーシャンズ」と「アバター」見に行ったのに、売り切れでどちらも見れませんでした…(T_T)
kinottyさんの記事読んで、ますます見たくなりました!
by りき (2010-02-12 12:57) 

kinotty

オーシャンズとアバターを一日で見るとたぶんお腹いっぱいになりますよ。私はアバターはまだ見ていません。

オーシャンズは、漁業と地球温暖化による氷海の減少と排水による水質汚染を同じ土俵に上げて論じている点がちょっと間違っているとおもいますが、それ以外は総じて良質なドキュメンタリーだと思います。お薦めです。
by kinotty (2010-02-12 21:13) 

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