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名は体を・・・ [日記]

IZOARD,MADONE, ANGRILU 欧米の自転車メーカーは自転車によく峠の名前を付けます。してみると自転車で峠を走るという一見特殊な趣味は、実は本道も本道、一番本来的な自転車の使い方なのかも知れません。私の乗っているMORTIROLOも峠の名前ですね。

翻って日本のメーカーを見ると、イタリアの峠の名前を着けたりしている所も有りますが、ブリジストンなんかは名前というより単なるコードの様です。RHM9など、製品の成り立ちはすぐに判りますが、あまり色気は有りませんね。どうも日本人はこういうモノに対するネーミングセンスに欠けるというか、名前を付けるという事になにか奥ゆかしさを持っているような気がします。 それが一番感じられるのは人名に対する取り扱いです。

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名も無きブリジストン製 昭和の実用車 ロッドブレーキがカッチョいい
 

世界には歴史上の偉人の名前を付けた艦船があまた存在します。最近のアメリカ空母は大統領か提督の名前が付いていますし、フランスの空母もクレマンソー、 フォッシュ、シャルル・ド・ゴールと、見事に人名。お隣の韓国も安重根なんていう潜水艦を持っています。ちなみに今日は伊藤博文が安重根に暗殺されて丁度100年ですね。しかし、日本にはそんな物は存在しません。日本人が船に対して着ける名前と言えば地名、国名、天象気象、瑞祥動物と相場が決まっていて、 それも典雅なものが大半を占めています。妖怪や災害、ましてや性悪女、ならず者等は出てきません。飛行機もこれに猛禽が加わる位で、やはりどちらかという と奇麗な名前が多い。イギリスは一部の船に王族の名前を付けていますが、その他は形容詞か地名が多く、ちょっと日本と共通するメンタリティを感じます。島国の海洋国家という共通点が為せる業でしょうか?ここら辺は民族学的に掘り下げて行くと中々面白いかな?と思いますが勉強不足でこれ以上の考察は出来ない ので、追々調べてみようかと思います。とにかく日本人は人名等というどちらかと言えば俗世に属するものを人では無い物に付けようと言うセンスは持っていない。というか逆に人名をモノに付けるというのはその人に対して失礼だという意識が有るのかも知れません。

 さて、では日本の自転車メーカーはどのような名前を製品に付ければ良いのでしょうか?峠の名前を付けようとすると、乗鞍、鳥海、八ヶ岳、はたまた富士 と、これじゃあ酒の名前ですね。かといって他に日本的な名前を付けようとすると何とはなしに珍走団風に成ってしまう。フレームにデカデカと「昇竜」とか書 いてあったらちょっと怖いかな?と、思います。

 では人名だ。取り敢えず高名な自転車選手の名前を付けてみよう。別府!今中!新城!って温泉かっ!?

 やっぱりコードネーム位が丁度良いみたいです。

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F−104J「栄光」全然定着しなかったニックネームでした

結局「マルヨン」って呼ばれてました。

日本人て名前で飾ったりするのが好きじゃないんですよきっと。

 


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