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南の島の黒魔術 [日記]

 昔はコーヒーなんて喫茶店でもアメリカンかレギュラーかエスプレッソ位しか種類がなく、ちょっと気が効いた店でも豆の産地を選べたりするだけだったような気がしますが、昨今よく見る一味違ったコーヒー専門店では「なんでコーヒーにこんなに種類があるのか?」と、思うくらい多種多様なコーヒーを出してくれます。特にスターバックスなど、トッピングを載せまくると「それは黒魔術の呪文か何かか?」と言いたくなる「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ」なんてポーションを作ってくれるそうです。そんな長い呪文、ホグワーツ魔法魔術学校を出たことのないただのマグルな私には憶えきれません。まあ、コーヒーより紅茶党な私は、普通のミルクティーかロイヤルミルクティーか位しか迷うことはないので正に別世界の話なんですが…。

 と、思っていたら先月、地元に帰った時に入ったスタバで紅茶系呪文が出現していることに気が付きました。なにこの「イングリッシュ・ブレックファースト」って?一体何処がどう違うのかマクゴナガル先生に教えて貰おう。と、思ったのですが仕方ないのでハーマイオニー、じゃなくて店の女の子に聞きました。 あ、普通の紅茶なのね。だったら勿体つけてヘンな名前を付けないで頂きたい、セイロンティーでいいじゃん。
 で、先日の事、ゴーヤ帝国に派遣された私は仕事後本屋に行きました。お目当ての本を購入して店の奥を見ると「ここでゆっくり本を読んで下さい」とばかりにスタバが有る。混んでも居ないし、ちょっと休んでいくにはちょうどいいな。たった一つだけど憶えた紅茶系の呪文もあるし、なんとかなるだろ。と、そちらに向かいました。まあ、いくらドン臭いマグルでもハリー・ポッターを何回か見ていれば「エクスペクト・パトローナム」位は憶えられます。
 が、近づいてみるとなんかメニューが違う。今まで見たことのない呪文が書いてあります。驚いて店構えを見なおしてみるとそこはスターバックスではなくT's style coffeeという店でした。困った!同じ魔法でもアースシーと中つ国では呪文が違うぞ!遥々海をわたってゴントに来たと思ったのにココはゴンドールだったのか?助けてハーマイオニー!

 

TSSTYLECOFFEE.jpgstarbucks-coffee1.jpg
どっちが先か知りませんが、訴えられたら負けるレベルでは?
 

 

 というわけでまた店の女の子に聞いてそれがごく普通の紅茶であることを確認してからオーダーしました。万が一チャイ系だったりすると大嫌いなシナモンが入っていたりする可能性があるので念のための用心です。
 しかし、自分としては外で飲む紅茶にそんなに拘りはないのでもっとシンプルなメニューで結構ですと言う感じ。セイロンだろうがダージリンだろうがオレンジペコーだろうが飲めりゃ文句はありません。やっぱり私にはドトール辺りがお似合いのようです。

ところで、「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ」って、どんな味なんでしょうかね?ちょっと気になります。

 


何を言っているのか判らない人のための解説

 

アースシー:アーシュラ・K・ル=グウィンの代表作「ゲド戦記」の舞台となる多島海世界

ゴント:「ゲド戦記」に登場する架空の地名。主人公ハイタカ(ゲド)の生まれ故郷

中つ国:J・R・R・トールキンの物語作品における架空の世界で、彼のほとんどの物語が起こったとされている場所

ゴンドール:「指輪物語」に登場する架空の王国で中つ国に所在する。主人公の一人、アラゴルンが王位継承者


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