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ポジション調整 [自転車]

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 ファンライド誌で見た「四の五の言わずにクリートは一番前に付けておけ」という住田師匠の言葉を実行して四年。まあ、余り高回転で回すわけでもなく、高トルクで踏み倒すわけでも無いので、こんないい加減なポジショニングでも特に不都合は感じていませんでした。「つま先で踏む」感じが剣道の足さばきっぽくて好きだというのも特に改善しようと思わなかった理由の一つです。
 
 ところが、今年のツール・ド・美ヶ原で中盤の激坂(終盤以外は全て激坂という感じもしますが)を登っている時に「なんだかグニグニした踏み心地だな?」と、思った時からクリート位置が気に成っていて、先日再調整を行いました。

「え?美ヶ原って6月だろ?」と、思った方。アナタは正しい。そう、実に六ヶ月も放置です。レースに関してはゴマカシ、ヒヤカシ、ニギヤカシの三大カシ成分で成り立っているインチキレーサーなのです私は。「ま、鳥海山と乗鞍にはあんな坂ないしね〜」と自分を誤魔化すいい加減さ。では何故今回再調整したかと いうと。

「クリートに泥が詰まったから!以上!」
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つまり掃除のついでって事です。


 そもそも、なんで「グニグニする」感触が気になるように成ったかというと、これはもう原因がはっきりしていまして、昨年秋に導入したTIMEのiClickペダルのせいです。

 TIMEのペダルは他のメーカーと比べると、ビンディングの遊びの取り方が独特で、クリートを中心に回転するだけでなく、左右にスライドするかのような 動きが特徴なのですが、これが大きな踏力を必要とする激坂において無駄な動きと成っています。あ、ここで「いや、それはお前が真っ直ぐペダリング出来ていないからだろ?」という突っ込みが入りました。全くもってそのとおり!!

 まあ、いくらズレるといっても実際に軸がぶれているわけではないので、ロスは無視出来ると思うのですが、このペダルが外れそうな動き、力点となる拇指球 と作用点となるペダル軸が離れているのが原因だと思われたので、基本的なセッティングである「拇指球をペダル軸の真上」にする様、クリート位置を下げまし た。その差6.5ミリ。体の調子に合わせてコンマミリ単位で調整している人が見たら唖然とするような調整幅です。

 で、調整の結果ですが、クリートの後端が土踏まずに掛かってとても歩きにくく成りました。え?聞きたいのはそんな事じゃない?

 ペダリングについては、流石に6.5ミリも位置が変わると、いくら鈍感な私でも違いは歴然としていまして、踏み心地がかなりシッカリとしたものになりました。また、今までは「ハマるときには知らない間にハマっているが、一回失敗すると今度はドツボにハマる」状態で必死になってつま先でペダルをまさぐっていたりしたクリートキャッチが拇指球を軸に乗っけるだけで済む感じになりました。やはり基本というものはそれなりの理由や利点が有るものらしいです。
 
 ちなみに住田師匠の「四の五の言わずに」の発言意図は「土踏まずで踏むよりそのほうがマシ」という意味だった様に記憶しています。迷ったときは前の方ということで、何でもかんでも前につけておけば良いというものでは有りません(当たり前ですが)
 
 本来ならばここでシート高やサドル前後位置も調整するのでしょうが、今のところは特に不都合は無いのでそのままにしています。(面倒くさいから)

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