SSブログ

となりのバイク [自転車]

「隣の芝生は青い」とは昔から言われることでして、自分の持ち物だって結構な代物で気に入っているくせに、見知らぬ誰かの持ち物がなんだか自分のものより良いように見えるのはよくあることです。

 私の場合、レース会場でその症状が顕著でして、もうそれはそれは皆さんの乗っているバイクが格好良く見えて仕方がない。

 私のバイクは105やアルテで組んでありまして、これに「デュラの素」をふりかけただけですから、周りのバイクのほうがフレームやホイールやコンポのグレードが高くて羨ましいという単純な理由もあるのですが、仮にグレードが同じ位でもやっぱり格好よく見える。何故だ?
 
註:デュラの素
 比較的低価格で入手できるデュラエース銘柄のパーツ類の事。グリス、コネクティングピン、チェーン、ブレーキシュー、BB等を指す。勿論私本人とこの記事を読んだ方にしか通用しない言葉なので使用には注意を要する。
 
理由はこれまた単純で、大部分のバイクは私のバイクより引き締まって見えるのです。サイズやジオメトリー的に。
PICT1696.jpg

  私のバイクはトップチューブが580mmも有ったり、ヘッドチューブが長目で「前四角」ジオメトリーだったりして、どうしてもうすらでかく見える。普段家 にいるときには同じようなバイクが3台並んでいるので気にならないのですが、レース会場に行くと「何これ?異人さんの?」という雰囲気が醸しだされている ような気がします。特にLOOK586やTIME NXRやMadone6.9SSLなんかが格好よく見えて仕方がない。あ、これは高級品だから当たり前か?

 そんな訳でいつも羨望の眼差しで周りのバイクを眺めているのですが、人によってサイズに対する感覚は違うようです。

 昨年の東京ベイエンデューロでラックにバイクを掛けておいたら「これ、誰のバイクですか?大きくてカッコイイですね」と、言われました。その前にも矢島カップで「ロードバイクはこれくらいの大きさがちょうどいい感じですね」とも言われました。
 うーん、そうなのか…?言われてみるとちょっと、いや、かなり嬉しいぞ…。

  私の身長は戦艦大和に搭載されていた主砲で使用していた砲弾「91式徹甲弾」の全長より少々大きい程度(なんじゃそりゃ?)オランダ人男性の平均身長とほぼ同じ程度なので、ロードバイクの本場とみなされるヨーロッパでは普通のサイズなのかも知れません。しかし、イタリア人の平均身長は日本人と大差ありません。クネゴの乗っているバイクが特にかっこ悪いということはないので「大きいから(もしくは小さいから)カッコいい」という訳ではなさそうです。

 要するに普段自分が見ているものからかけ離れていると新鮮に見えてかっこ良く感じるというだけの話でしょうか?まさに「隣の芝生は青い」を地で行く話しですね。

「隣の芝生は青い」の究極形が「カタログの自転車は格好いい」です。

 
time-nxr-instinct.jpeg
TIME NXR INSTINCT
どうでもいいですけどこの写真を撮ったカメラはレンズが短すぎると思います。
クランクの位置もちょっと気が利いていない感じ。
 
586sl2.jpg
LOOK 586
Madone6.9SSL01.jpg
MADONE 6.9SSL
 
Madone6.9SSL.jpg
プロジェクトワンでカスタマイズしてみた。
 
SCOTTFOIL.jpg
 SCOTT F01改めFOIL
 
カッコイイですねぇ…絶対買えないけど…。
 

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 2

maki

いや、やっぱり大きいサイズはカッコイイと思います。
僕の場合、あと5cm身長が欲しいです。
by maki (2011-11-12 15:44) 

kinotty

せっかく両親が大きく産んでくれたのですから、バイクに負けないよう頑張ります。
by kinotty (2011-11-21 22:36) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。