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犬夜車 [自転車]

 帰宅時、いつもの遠回りコースの坂道を登っていたら、前方に異様な雰囲気を醸し出す生き物を発見。目を凝らして見ると大きなジャーマンシェパードを無灯火のママチャリに乗った人が散歩させているところでした。

「こういう人、時々いるけどここで見かけるのは珍しいな」
住宅街から外れた、街灯の殆ど無い暗い道です。クルマが擦れ違うのも難しい幅員で、自動車が来たら危険です。道路反対側のサイクリングロードから追い抜きをかけました。が・・・

「あれ?なんだか速い?」

 キコキコと異音を立てるママチャリという事実から予測されるより遥かにスピードが上がっています。ちょっと焦りました。電動アシスト自転車に苦杯を喫したサイクリストの話はネット上に色々と転がっていますが、これはもしかすると「イヌ・アシスト自転車」だったのでしょうか?
 余りシャカリキ!になってスピードを上げるとワンコを刺激してしまうかもしれないのでそ知らぬ顔をしながらクランクに力を込めてゆっくりと引き離しました。(私は高校生の頃、自転車で下校中、飼い主が引き綱を離した巨大なボルゾイに追いかけられたことがあり、未だにトラウマになっています。)

しかし、夜間無灯火で犬の散歩は止めて欲しいものです。正直言って怖いです。 


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馬面

引き綱を離したボルゾイと言う言葉に狩猟のにおいを感じます。
by 馬面 (2010-02-25 23:49) 

kinotty

ボルゾイに追われた現場は、神奈川県の自転車乗りなら一度は走ったことがあるであろう大磯のサイクリングロードでした。異様な殺気を感じて横を見ると、土手の上を並走する巨大な犬が・・・必死になって逃げましたが、その名がロシア語で「俊敏」を意味する時速60kmは出ると言う犬が相手では敵うわけもなく、「これは戦うしか無い」と、停止して睨み合いに・・・・

でも、向こうは唯遊んで欲しかっただけみたいでした(;^_^A
by kinotty (2010-02-27 06:52) 

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