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第24回 マウンテンサイクリングin乗鞍 [自転車レース]

第24回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に参加

 土曜日、朝7時に家を出発。前日にチェックリストまで作って忘れ物防止に努めたのに、家を出る時に靴を履いていたら、足下にサイクルシューズが・・・危なかったぁ・・・リストから漏れていては意味が有りませんね。速い人は何を履いていても速いんでしょうが、私は無理です。

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松本に着いて取り敢えず松本城を見学。流石は国宝、見応え有りました

乗鞍高原ではミニロードバイクで坂を上るちびっ子ヒルクライマーを発見。その表情が立派に競技者のそれになっている事に感心していたら妻からとんでもない発言が。

「いつか家族全員で参加したい」

って、君も参加すんの?願っても無い事だけど大丈夫?

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取り敢えずこれから始めて下さい

 

当日、去年は6時過ぎに会場に到着したら前から3列目という、自分のタイムからすれば居ちゃいけないところに陣取ってしまったので、6時半に着くように宿を出ました。目論見通り(笑)プラカードが遠い。

ど うでも良いけど集合場所に自転車放置してどっかに行っちゃう人が多すぎる。そういえば去年は隣に並んでいた人とこの件に関して「自転車乗りって係員の言う 事全然聞きませんよね」等と会話していたのですが、今年は係員の人が「今居る人だけでも自転車を持って前に詰めてください」と指示を出し、私を含む何十人 かがゾロゾロと前方に移動。こういう時には言う事を聞く自転車乗り(笑)。まあ、初めから「自転車を置いて何処かにいかない」という言いつけを守っていた いい子達なので、言う事聞くのは当然でしょうか?

並ぶ時、前方に名物男の猛虎参號氏(六甲颪をかけながら走る人)を発見。氏は覚えてはおられないだろうが、去年第2CPまで抜きつ抜かれつをやった挙げ句、失速して惨敗している相手なので、密かにターゲットロックオン(笑)しかし、スタート地点への移動で列が伸び、見失ってしまう。

ス タートの号砲からスタートラインを通過するまでおよそ20秒。チャンピオンクラスならいざ知らず、乗鞍の並び順という奴は前列に陣取っていても、前にス タートした組にすぐに追いついたりでそれほど結果には影響しないだろうと思っていたらこれが大間違い。後方スタートは兎に角スタート後に抜かなきゃならな い人が多くなりすぎる。なんでこんなに速く落ちてくるのに前に並んでいるんだ・・・って、そりゃ去年の自分の事じゃないか!?

 

出来れば実績順に前から並ぶ制度が理想的です。
以下、チャンピオンクラスとは一味違う、緊迫感と爽快感に欠けた
画像をお楽しみください



走りながら様子を見て、自分より遅いと見極めた選手を抜きつつ、先を急ぐ。スタート後12分程で前方の人波を透かしてトラジマの旗を発見!タリー・ホー!!15分16秒にパッシング。


 

 しかし1分半後に抜き返され、20分30秒に再びパッシング、23分20秒にまた抜き返される。
 得意な場所は異なれども、どうやらペースが合ってるらしい。その後、同じく猛虎参號氏をマークしているらしい一人を間に挟んで後に付く。
 そのまま阪神電鉄に無賃乗車して様子見。その間も色々な人が「おっ!阪神、今年も来たね!」と、声をかけて行く。もう完全に風物に昇華している人気者。それにしても氏の自転車はクラシックパーツ一杯で実に奇麗です。

「このまま後に付いて行けばオールスポーツの写真を探す時に楽かも」とか思わないでも無かったですが、第1CPで給水を受けた後、再加速して抜きました。

トラトラトラ!ワレ奇襲ニ成功セリ!」って、あちらさんにしてみれば関係ない話です。その後抜かれた記憶は無いので。多分先着出来ているかと・・・

49分15秒、超速ランドナー、チーム重戦車のむらよし氏に抜かれる。「付いて行こう」という気にもならないくらいスパっと抜かれ、あっという間に見えなくなりました。

 

スクリーンショット(2009-09-15 11.24.jpg
最も斜度のキツい旧石畳区間のヘアピンでむらよし氏の

オンボードカメラに捉えられた私の姿

 

スパッと私を抜いて行くむらよし氏(赤いジャージの人)

53分20で零戦冷泉小屋前を通過。ここら辺で自分の状況が嫌という程判り始める。

「心肺楽々、脚一杯」

去年もそうだったように体が苦しいと思う前に脚が音を上げてしまいました。ランだとゼーゼーハーハー言うまで追い込めるんですが、自転車だとどうも体が楽をしてしまいます。脚力不足なんですね。

大 体ここら辺から皆がヘロヘロになり始めて危険度がアップする。59分27秒、ヘアピンの頂点で3人程前方の赤い自転車に乗った女子が失速、ビンディングを 外して足を着いたためプチ渋滞が発生。後少し密集度が高かったら接触・落車になったかもというきわどいタイミング。その先のヘアピンでは今度は青い自転車 の男性がいきなり転倒(落車なんてもんじゃなく自転車ごとバタンと倒れた)何だこの既視感。去年と全く同じ展開だぞ。

1時間3分15秒、第2CP通過。今回も律儀に2回給水を取ってしまったが、これは失敗。気温も低く、日照条件も良くないのでボトルの水で十分だった。これがゴール後、後悔の種になるとは知る由もない。

1時間4分27秒、残り5km、直線の登りに差し掛かる。直線の終わりでママチャリウォーリーを発見!強いなぁこの人。周りのローディーもビックリしながら見ている。
「いやぁ、強いですねぇ!」
「もう(脚を)使い切ってます」
という会話が聞こえた。

1時間9分27秒、残り4km。1km進むのに丁度5分も掛かってるんですね。流石は激坂だ、いや貧脚だ。

1時間14分58秒、残り3km

1時間18分頃、前方の霧が急速に晴れ、山が姿を現す。何とも神々しい一瞬でした。登って良かった。

このカメラじゃイマイチ伝わらないか?

 

1時間20分35秒、残り2km ああ、もうすぐ終わりかぁ・・・と、矛盾した感傷がよぎる。それまでずっと前に見ていた人を抜き、最後のスパートへ。しかし、渋滞が酷くなる。


最 後の1キロ。下山の列から「此処で踏まなくて、何処で踏むの!?」という声が飛び、「そりゃそうだ」と、頑張ってダンシング。今回は鳥海山の時のように脚 が攣ったりする事も無く。無事にゴール。タイムは1時間30分03秒。昨年より7分7秒のタイム短縮でありました。途中で必要の無い給水を行わなければ 29分台でゴール出来たと考えるとちょっと悔しい気がします。それにしても最後の2kmは渋滞が凄かった。去年はもっとバラけていたような気がするのです が、参加人数自体が増えましたか?去年は前日大雨だったからDNSの人が多かったのかも知れませんね。

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湖の向こう側が、私が子供の頃ヒョロヒョロホースを振り回した辺り

 

今年判った課題は、体の軽量化と心肺機能を使いきれる脚力の強化です。実は去年も同じ事を日記に書いてます。タイムは縮まっているので量的にはともかく、質的には何の改善もなされていないという事が判りました。


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猛虎参號

> kinottyさん

お疲れさまでした。ご注目いただきありがとうございました。

自分の走る姿を客観的に観ることはなかなかできないので、興味深く拝見しました。

大幅なタイム更新おめでとうございます! 私は昨年と約30秒しか違わないので、kinottyさんがそれだけ速くなったということですね。来年は逆にkinottyさんについていけば、1h30m切りということかと期待します。

重戦車むらよし氏とは、ご縁があって今年は同宿しました。乗鞍を通じておつきあいが増えていくのは楽しいものですね。

by 猛虎参號 (2009-09-08 05:24) 

むらよし

坂虎日記経由で来ました、はじめまして。
乗鞍お疲れさまでした。ヒルクライム系のオンボード映像はまだまだ希少性がありますし、楽しく拝見させて頂きました。また私めを長めに捉えて頂き有り難うございます。映像を見てると「追い付け!追い越せ!」という気になりますね(笑)。
以下の映像は私が撮った物ですが、21分30秒あたりからkinottyさんと思われる方が映っています。思わず同時再生しちゃいました。
http://zoome.jp/mr_travzone/diary/18/
by むらよし (2009-09-08 22:10) 

kinotty

>>猛虎参號さん

お楽しみいただいた様で良かったです。また、当ブログの初コメント(エロサイトの宣伝書き込み除く(笑))有り難うございます。

来年も乗鞍に行くと思いますが、私は来年まで男子Dなので、クラスが違ってしまいます。残念です。2年後には宜しくお願いします。

>>むらよしさん

 行き違いでむらよしさんのブログにコメントを付けました。むらよしさんの映像に写っている、白いアームカバーをしたバカでかい男が私です。

 自転車を漕いでいる自分の姿を初めて見られて嬉しかったです。私も同時再生して楽しみました。

 それと、抜かれた時に見たカメラのマウント方法が凄く参考になりました。私はステムに取り付けたのですが、これだとハンドルのぶれがそのまま画面のぶれに直結しますので、今度からはなんとか工夫してフレームに取り付けるようにしたいと思います。

 あと、むらよしさんには宿に帰る下りでもぶち抜かれましたw
by kinotty (2009-09-09 16:15) 

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