私的自転車用語辞典 [自転車]
あ行
インナーキャップ
ブレーキ、変速ケーブルの末端に取り付ける保護キャップの事。コレを付けていないと整備作業の時に自分の指をキャップ代わりにしてしまうことがあり、とても痛い。
wiggle
インターネットの大海に存在するサルガッソー。自転車乗りが迷い込むと中々出て来られない。
AT領域
よく判らんが心拍をこの範囲に留めておけばいっぱい走れるらしい。絶対負荷心領域。
か行
カーボン
エンジンや銃身に付着すると動作不良を起こす上に、掃除しても中々取れない厄介者だが自転車業界ではこの上なく有難がられているもの。ほんとに有難いのはカーボンファイバーレインフォースドプラスチックすなわちCFRP。
ガマの油
ナンダカンダと能書きを付けて普通の3倍以上の値段で売られているケミカル類のこと。自転車各部の動作速度や使用温度などたかが知れているので、安物をコマメに注したり塗ったりしたほうが結果としてメンテが行き届いていいと思う。
カメラ
多くの自転車乗りが同時並行的にハマっている趣味。共通点は「カネがかかる」類語:オートバイ、鉄道、登山等
決戦用
今持っているものより高価なものを買う時に使う言い訳。どこが決戦場なのかは言っている本人にも分かっていないことが多い。
古都
埼玉県入間市に存在する定食屋に見せかけたフードファイト会場。入間川サイクリングロード終点から橋を渡り、最初の信号を右折して3分ほど走ると右手にある。己の胃袋の限界を極めたい人はどうぞ。
コンビニ
多くの自転車乗りが「エイドステーション」と、思い込んでいる建物のひとつ。類語:パン屋
コンポーネント
自転車の、主に駆動系と制動系を司る、同一規格で製造されたパーツ群のこと。クランク、ディレーラー、ブレーキ、コントロールレバー等。押し入れにしまっておくとフレームが生えてくるおそれがあるため、なるべく早く処分するべきである。
さ行
ジャパンカップ
日本酒の入った器のこと。
た行
多段化
玉突き事故「意味が無いだろう」と、言われつつ止むことがない軍拡競争の一局面。近代戦艦の主砲が口径30cmから34cm、38cm、40cm、46cm(小数点以下切捨て)と、拡大してきたように、自転車の変速段数もダブルコグから最新の11速まで拡大してきた。対艦攻撃手段は大口径砲から誘導弾に移行したが、自転車の変速機も段数の拡大から電子制御の無段変速のように新たな方向に変質するのだろうか?ちなみに「変速なんて9速以上は違いはないよ」等と言っている人は9速時代のデュラエースの自転車に乗っていて、半年後には「いやー、いいよ!11速!」とか言っていたりする可能性がある。
手持ちの自転車のコンポを高級品に取り替えた時に起こる現象。
の、無限ループで安物のくせにヘンに高級なパーツの付いた自転車が出来上がったりする。
- メインバイクのアルテをデュラに換えた→アルテ余る。
- セカンドバイクの105を余ったアルテに換装→105余る。
- クロスバイクを105を使って10速化→アリヴィオ余る 以下略
チーム・PEARL IZUMI
日本のアマチュアレース界で最大勢力を誇るレーシングチーム。レース初心者は大概このチームに所属しているが、チーム員同士の面識がないところが最大の特徴。アソスやカステリのウェアを惜しげも無く買えるほど金持ちになるか、どこかのチームに所属してチームジャージを買うか、酔狂にも自分でジャージをデザインするかしないと中々抜けられない。全く見ず知らずの人とまるっきりお揃いの格好で走っているのは奇妙な感じである。
CRC(チェーン・リアクション)
インターネットの大海に存在するバミューダ・トライアングル。自転車乗りが迷い込むと中々出て来られない。デュラの素
比較的低価格で購入できるデュラエースグレードの部品等のこと。チェーン、コネクティングピン、BB、各種ワイヤー、グリスなどが代表的。
は行
生やす
自転車の部品から完成車が出来上がってしまうこと。持ち主は「いつの間にか生えてきた」等と訳の分からない供述をすることが多い。
パン屋
- 自転車乗りにとっては「エイドステーション」だったり、はたまた「ゴール」だったりするもの。自分がパン屋さんだという有名ヒルクライマーもいる。
- 鎌倉には自転車屋さんに見せかけたパン屋さんが存在するらしい。
プラナリア
「フレームセットの状態だから駄目なんだ」と、フレームとフォークをバラバラにしておいたらそれぞれがいつの間にか一台のバイクとして再生していたりする。
補給食
「今度走りに行く時に食べよう」と思って買っておいたのに、いざ走りに行く時には何故か既に無くなっているもの。
ポスト乗鞍症候群
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍終了後に発症することが多いヒルクライマー(と言うか私)特有の病気。自転車忌避症、体重増加症、来年は本気出す症などが主症状。対処としてはツール・ド・おきなわへのエントリーが有効。
ま行
勿体無い
余剰部品と化学反応を起こして自転車を増殖させる謎の心理作用。危険な余剰部品としてはフレームとフォークが代表的だが、中には「このシートポストが・・・」などという人もいる。この結果として出来上がった自転車は、元々「ちょっと重い」「もっと格好いいのにしたい」「決戦用買った」等と言って用済みになった部品の集合体となるため、何となくイマイチな物になりがちである。
や行
UCI
フレームビルダーやメーカー、選手の創意工夫を尽く禁止する自転車界の徳川幕府。最近は宇佐田、和田という二大家臣により御法度な薬物の取締に精を出しているようであるが、かつては自らご禁制の品に手を染めていたとの噂もある。
なるほど!
本当の意味を、今知りました(笑)
by charingo (2013-03-14 07:41)
うっかり生やさないように処分しないと…(笑)
by maki (2013-03-14 09:00)