蔵王ヒルクライムスチャラカレポート [自転車レース]
こんなのに付き合っているとレースに遅刻するので延長は見ずに会場へ出発。
これが乗鞍なんかだと自分の力量と釣り合いの取れた所を確保しようと色々画策したりするのですが、蔵王は今回初めての参加で、目標とすべき昨年までのタイム等は無く、更に計測はネットタイムだということなので余裕綽々な態度で後ろの方に並ぶ。
開会式前、カーボンリム用のブレーキシューを落とした人がいるということで司会の人が会場に呼びかけ。サイコン落ちてたとかサングラス拾ったとかには反応薄い自転車乗りも、これは洒落にならない。みんな慌てて自分の自転車ひっくり返して点検。私は金属リム用の普通のやつなので関係なし。
スタート地点は大鳥居。スタート地点右手の坂を少し登ってからUターンして位置につくのかと思っていたら、ある程度登ったところで「ここで向きを変えて下さい」と、言われて見事リバースポールポジションな位置に。クラス別に順次スタートしていくうちに更に移動が入るので、その間に前を譲る。
スタート後は今シーズン初めてだし、様子を見ながらゆっくり。余り心拍を上げないように気を付けて走る。コースは広くて参加者も乗鞍の3分の1位だから混雑は感じない。スタート位置によるタイムへの影響は少ないかも。前半は温存しておいて後半でのペースの落ち込みを抑える作戦。
しかし、美ヶ原の地獄の様な激坂はないが、平均的にきつい斜度がジワジワと脚に来る。中間地点を過ぎた辺りから右足に違和感。お馴染みの攣りそうな感じ。その後は調子が良くなったり悪くなったり、悪くなった時には片手運転で右脚太腿を右手で押さえたりして無理やり身体を動かしているような状態に。肋骨折ったまま参加した昨年の鳥海山でもふと頭をかすめた「リタイア」の文字を意地で振り払って頂上を目指す。トラブル以外ではリタイアどころか足を付いたこともないのが私のヒルクライマーとしてのささやかな誇り。ぼんやりしながらメーターの距離表示を見る。
10.2km・・・そうか、あと8km位か・・・
10.7km・・・中々進まないなぁ、、、さっきから500mしか進んでないや。
10.6km・・・あれ?
しっかりしろ!それは時速表示だ!
こんな調子だからタイムは推して知るべし。最後2kmの蔵王ハイラインでは予想より登りが緩かったこともあり、ちょっともがけたけど、手元の計測で1時間38分(バナナを貰うまでがレースです)、ゴールまではおそらく1時間36分〜37分と、初めて乗鞍に登った時と同じくらい時間が掛かってしまいました。優勝タイムは乗鞍と同じ位なので、トップとの比で言っても遅い。(ちなみにトップは森正さん)
昨年に比べると一応練習もしていたし、少しはなんとかなるんじゃないかと甘い期待を抱いていましたが、全然駄目でした。練習方法が間違っているのかも。ただ、漫然と距離を伸ばすだけでは駄目ですね。
登っている最中にも気がついたのですが、心肺能力は問題ないんです。正直言って楽勝。要するに脚力が足りないので呼吸・循環器系への負荷も低くなるということなんですが、これは5年前から分かっていることなんですね。筋肉のつきにくい体質なのか、それとも練習不足なのか(それだ!)あと3ヶ月でどれだけ向上できるかが課題です。
それと、ほとんどシッティングで登ったのでおしりが痛かったです。サドルを巡る冒険にまた出ないといけないかも・・・。
お疲れ様でした。
チャンピオンズリーグは凄い試合でした。
しかし蔵王、凄い眺めですね。来年考えてみようかな。
by 馬面 (2012-05-21 06:02)
問題のない心肺機能が欲しいです・・(苦笑)
それにしても迫力の景色ですねー
by maki (2012-05-21 19:50)
>>馬面さん
ドログバさんにしてやられました。
蔵王だけと言わず、美ヶ原とか鳥海山とか乗鞍岳とかでもお待ちしております。
>>makiさん
一応肺活量はシボレー・コルベット並に有りますが、遅いから問題が顕在化しないだけだと思われます。
by kinotty (2012-05-21 20:18)