猫に微分

「どうしたら速く走れるようになるんですか？」と、聞かれることがたまにあります。私のような速くない人間にそのような質問をするのは猫に微分を教わるようなものであり、自分が答えを聞きたいくらいなので困ってしまいます。ニャ？

そんにゃことは判らないので実業団の人に聞いてニャ

（猫画像はネットでの拾い物です）

 

　でもまあ、答えが判っては居るんですよ。結局、

「テクニック的なものは全て走り込む事である程度身につけることが出来る」

　脚力、心肺能力、自己の脚質把握、ライン取り、自分にあったギア比、ペダリングスキル。これらすべて走り込みで大体身に付くものですし、ギア比なんかは距離を乗って色々と試して見ないと本当のところは判らない訳です。

　こういう場合、質問者の意図は、

「今現在の身体能力でさらに速く走れる方法はないか？」

　ということなので、上の回答では質問者の意図に全く答えていません。しかし、それが真実だと思います。

　よく雑誌で「ここをこう変えれば〇〇分縮まる！」的な記事が載っている時がありますが、その内容たるや、「自転車乗っていればそんなこと本能的にやってるだろ」と、思う物ばかりで余り参考になりません。特に「ダンシングのやり方」にそういう記事が多い気がします。

　こんな事を思うのも私自身が色々なところで同じような質問をしてきた過去があるからですが、結局答えは単純なものでした。

スキーでは「とにかく板を雪にくっつけて曲がれ。速く滑るのは其の次だ」

レーシングカートでは「セッティングを考えるのはタイムが伸びなくなってから。それまではとにかく走り込め」

駅伝では「脚で走るのにテクニックなんか有る訳ないだろ」

どれもこれもごもっとも。

　以前「あねチャリ！」の書評に書いてあったように自転車も練習量のスポーツなわけです。よって、

「月に１０００ｋｍ走れ。話はそれからだ」

ってことになるわけです。ちなみに私の月間走行距離は大体７５０〜８５０ｋｍです。なんか自分が放った矢が地球を一周して背中に刺さったような気がするので、月に1000kmを目標に頑張ろうと思います。

コメント 3

nice!!
by ｍａｋｉ (2010-09-14 22:17) 

「月に1,000㎞走れ」。
やっぱりそれくらい走らないと、エンジのボアアップで出来ないんですね。
by charingo (2010-09-14 23:07) 

＞makiさん
　このnice!!はネコちゃんに対するものでしょうか？可愛いですよね。

＞charingoさん
　ボアアップ出来るかどうかは分かりませんが、レースの間に出来るだけのことはやっておかないと後悔することになるのです。強迫観念みたいなものです。
by kinotty (2010-09-15 20:36)